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国も推進するESG不動産投資/SDGs サステナブル不動産

2021/05/19 不動産ニュース

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ESG投資が世界中で拡大しています。現状では上場株式が中心ですが、今後は非上場株や不動産へも拡大するものと考えられています。

国も推進するESG不動産投資

 

🔲ESG投資

 

【ESGとは】

ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。

今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきています。

一方、ESGの観点が薄い企業は、大きなリスクを抱えた企業であり、長期的な成長ができない企業だということを意味します。

ESGの観点は、企業の株主である機関投資家の間で急速に広がってきています。

引用元:Sustainable Japan HP

 

 

【ESG投資とは】

投資するために企業の価値を測る材料として、これまではキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報が主に使われてきました。

それに加え、非財務情報であるESG要素を考慮する投資を「ESG投資」といいます。

ESGに関する要素はさまざまですが、例えば「E」は地球温暖化対策、「S」は女性従業員の活躍、「G」は取締役の構成などが挙げられます。

引用元:年金積立金管理運用独立法人 HP

 

 

🔲国交省「ESG不動産投資のあり方検討会(中間まとめ)」概要

 

不動産分野にもESG投資の波が押し寄せるのは必至です。これを見越した動きがあります。

国道交通省から「我が国不動産へのESG投資の促進に向けて」と題してESG不動産投資のあり方検討会の中間まとめが公表されました。

リンク:我が国不動産へのESG投資の促進に向けて(国交省HP)

 

  • SDGsやESGの分野で不動産の果たすべき役割は大きいものの、未だ不動産業界での認識は一様ではない。
  • SDGsやESGで求められる社会課題解決には、公的な投資以外に民間投資も必要。
  • 投資の際には、経済的なリスクリターンのみではなく、社会的インパクトという第三軸も意識するべき。
  • 不動産取引の際には、短期的な価格上昇に依拠せず、中長期的に不動産が生み出す価値を基本とするべき。等

 

 

🔲ESG不動産投資の課題と可能性

 

ESG不動産投資については、まだまだこれからの状態です。
そして、不動産業界やコンサルタントの見方としては、以下の2点が主な課題のようです。

 

  • ESG投資向けの認証を取得するための手間とコスト
  • 対象物件のパイプライン不足

 

不動産は取引額が大きいので、もしESG不動産投資が広がれば、その社会的インパクトは大きいでしょう。
従って、これらの課題を解決した不動産を増やすことで、世界的に推進しているSDGsやESGを後押しできるのではないでしょうか?

 

 

🔲サステナブル不動産の重要性

 

サステナブル不動産とは、SDGsへの貢献を見える化した不動産です。

上で示した通り、ESG不動産投資は世の中にとって望まれるものですが、一方で課題もあり道半ばです。
はじめからESG投資家(大手機関投資家がメイン)の目線にあう不動産が少ないのでしょう。

 

従って、サステナブル不動産のような、ESG不動産投資の対象となる予備軍の不動産を

開発/探索/改修していくのがSDGsやESGへの貢献に繋がるのです。

 

 

【参考元:SDGs サステナブル不動産

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